研修報告「こどもの自立を促す関わり方について」
こんにちは。
ヒューマンアカデミー保育園です。
先日、ヒューマンアカデミー保育園では全保育スタッフを対象に、グループ会社が運営する総合学園ヒューマンアカデミーのチャイルドケアカレッジから講師をお招きし、わたしたちが目指す保育「こどもの自立を促す関わり方」についての研修を行いました。
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ヒューマンアカデミー保育園 社内研修
「こどもの自立を促す関わり方について」
そもそも「自立」ってなんだろう?一緒に考えよう。
グループワークを通して保育者の相互理解を深める
講師:大神 千穂 氏
(総合学園ヒューマンアカデミー チャイルドケアカレッジ担当講師)
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わたしたちの目指す保育理念は「こどもの自立の芽を育てる」。
しかしその「自立」とは、具体的には何を表すのか、各自自由な発想で発表してみました。
自立とは…?
・自分で考えて行動する
・自分で生計を立てていける
・基本的生活習慣が身についている
・人間関係が構築できている
・新しい環境に入り込める
・あいさつができる
・「自分でしたい!」気持ちが芽生える
・気持ちを人に伝えられる
・行動に移せる
・年齢ごとに自立は異なる
・善悪の判断ができる
・親に頼らない
などなど。たくさんの意見がでました。
そうです。「自立」とはとても大きい、広すぎる言葉だと再認識しました。
そこで本研修では自立の定義を下記に定めます。
「他者がいなければ成立しないことを認識し、自己の限界を知り、人に頼む行為ができるようになる」
それはすなわち
「手伝って」
「貸して」
「助けて」
ができるようになること。
他人の欲求充足の邪魔をしない、手伝いながら、自分の欲求を充足できるようになること。
そのためにはやはり、自分と他人の関係=人間関係を良好にすること、
まずはこどもたちと保育士との関係を良好にすることが大事です。
こどもとの良好な関係作りの方法は、その子ごとに異なります。
しかし基本的な原則と言えるものはあります。
(関係を破壊する原則も…)
わたしたちも保育に携わる者として、そして自身の経験として知っているように、幼い頃に経験した親や周辺の人物との関係・関わり方というものは、その後の人格形成・価値観形成などにとても色濃く反映されるものです。
思いやりある愛の原則でこどもたちと関わることで、その子のこれから何年、何十年の人生を喜びあふれるものにすることが、保育者にできること、この仕事のやりがいであると、感じられる研修でした。
今回の研修は春にオープンする2園のスタッフも集いました。
グループワーク・ディスカッションを通して、お互いの保育感を共有し改めて摺合せを行う意味でも、たいへん良い場になりました。
笑顔あふれる研修になりました。
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講師:大神 千穂さんの公式ブログはこちら↓
「こどもの自己肯定感を育む チャイルドマインダーちほぴー」
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